渡鹿日記 四日目 1

今日は、朝から釣りです。

昨日手渡されたエサと、サビキのセットを持って近くの船着き場へ。


しかし、釣りのブランクゆうに10年のぼくには、なにもかもちんぷんかんぷんでどこをどうしてよいのやらわかりません。

「まあ繋げばいいや」という考えのもと仕掛けを繋ぎました。


エサを解凍しながらぎこちない釣りを続けることしばし。

なんと、いきなりなんだか見たこともない色の魚が釣れました。


底からは大方の予想を覆し、次から次へと魚がかかります。


釣りとはこんなに楽しいものだったのか!


ぼくは、この10年間以上釣りをしてこなかったことを悔やみながら、サビキにかかる小さな魚たちをビニール袋に入れました。


エサがなくなるまで、約3時間くらいだったでしょうか。


袋の中には総勢20匹もの魚が。


当初の予想では0〜5匹釣れればいい方だと思っていたので、万々歳の釣果です。



家に帰ると、おばあさんが唐揚げにしてくれました。

聞くところによると、20匹のうちの大半をしめた鰭の少し黄色がかった銀色の魚は“アメ”というそうです。

他には“アラカブ”や、おばあさんも知らない赤い魚などが釣れました。



ごはんのあとは、昼寝をしたり絵を描いたり、おばあさんと話したりして過ごしました。


あ、それから、昨日アミュプラザで買ってきたギターの弦を、おばあさんの古いギターに張って歌ったりもしました。



夜には、国民宿舎の横の温泉に行って、水中花火も観ました。


のんびりと田舎ライフを満喫しています。