2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

撃沈

彼は撃沈している。 今期最後のテストにして最大の難関、スペイン語?Fのテストが、全く満足のいく出来ではなかったようだ。 しかしこの場合の彼の落ち込みは、単位が取れないかもしれないという不安に起因するものではない。 “高得点が取れない”ことに対す…

近未来

昨日の夜、私はテレビで近未来を予測するという内容の新番組を観た。 近い将来、新型のインフルエンザが猛威を振い、たくさんの死者が出るらしい。 そのことを彼に言うと、彼は憤慨した様子で、「そんなのんきな近未来予測などクソくらえだ!!」と私を一喝…

極寒、降雪

京都では連日の雪が降っている。 滅多に雪の降らない温暖な地域で育った彼は、雪が降ると訳もなく少し嬉しくなる。 そして、雨なら間違いなく傘を差す量でも、雪ならばなんとなく差さなくても大丈夫のような錯覚に陥り、すぐに溶ける雪でびしょ濡れになる。 …

彼の一人旅3〜長崎で〜

因みに、文の冒頭に出てくる数字の羅列は時間を表しているらしい。 例えば15時15分なら、1515となっている。はずである。 ■ちゃんぽんと温泉 温泉いった! その前に、ユースで知り合った人と近くの店にちゃんぽんたべにいっておいしかった!本場! そして送…

彼の一人旅2〜長崎へ〜

2007-03-15 ■旅に出た 9:36現在相生から岡山へ向かう電車の中。 「時間が長く感じる」という山陽本線を、座れないまま行きそうです。 おばちゃんの集団がうるさすぎます。 とりあえず予定より一時間早いペースなんやけど、結局どっかで深夜になって足止めを…

彼の一人旅。

彼は、よく一人旅をする。 昨年の3月に青春18切符などを駆使して1週間ほど長崎に旅をしたときの彼の手記から、その時の様子を紹介したい。 まずは、旅に出る直前に書かれたものである。 2007-03-13 なんか いろいろ考えてたら頭痛と吐き気がする…弱いなぁ。 …

彼の一人旅4〜長崎から〜

2007-03-21 ■今日は別府に移動で帰る日 0500 起床 0526 出発 0604 長崎発 鳥栖行 0910 鳥栖発 門司港行 1100 西小倉乗り換え 中津行 1210 大分県中津駅で次の電車をまつ30分間 ちょっと出てみた。福沢諭吉の写真がある。そして何もない。なんかあるけどなん…

母校の図書館へ。

補講期間の休みを利用して実家に帰っていた彼は、家にいても特にすることがないので弟の自転車に乗ってふらりと出かけた。 そして、久々(と言っても秋以来だが)に母校である高校を訪れた。 たまたまパンクしていた弟の自転車を校門の横にある自転車屋で修理…

二夜連続の同窓会

夜、彼は小学校の同窓会に出席した。 過去を振り返ることを潔しとせず、常に過去と決別しながら生きているはずの彼が何故過去の再現ともいうべき8年も前の同窓会に姿を現したのかというと、それは彼の友人に頼まれたからである。彼は頼まれると弱い。 彼の友…

「通過儀礼やで」

彼は得意げにそう言うが、何のことはない、一定の年齢になったオコサマが着慣れぬ衣装を身に纏い、ナントカ長やらの話もそこそこに、地元の友人たちとの再開を懐かしむ“成人式”のことである。 午前9時。彼は“怒涛の目覚まし作戦”によって目を覚ました。 “怒…

volver〜帰郷〜

スペイン語の大層なタイトルがついているが、なんのことはない、彼が4ヶ月振りにちょっと里帰りしたというだけのことである。 彼についてひとつ申し添えておこう。 彼は、今年成人式を迎える、いわゆる“新成人”である。 私は彼がボリビア人であろうとセント…

疎水に別れ

今年も、琵琶湖疎水の水位が極端に減る時期がやってきた。 彼が「冬の京都の風物詩」と言って憚らない光景。 時々、キャタピラの車が走っていたりしてオモチロイ。 碧の水に桜が映える、あの春はもう遠くない。 だからといって何という感慨もない。

誰かの日常

荒れている。 部屋が思いの外荒れている。 今朝、年末年始のバイトを終え、一日で昼夜逆転生活を直すためにずっと起きているつもりが、意識を失い、気づけば16時。 夢か現か解せぬまま部屋をうろつくも、そこは孤独の世界。 昨日、米が尽きた。 財布を見れば…

レポート

レポートの日々。 レポートの終わらない日々。 レポートをやろうとは思う日々。 レポートに思いを馳せるも届かぬ日々。 写真は、寒空の下、看板だけが空しく光る超新星。

無限行脚〜8寺社踏破への道〜

大晦日深夜から新年にかけて、私と彼は京都の街(主に東山)を彷徨い、蛸薬師堂、建仁寺、八坂神社、知恩院、高台寺、清水寺、東福寺、伏見稲荷大社 を巡るという全く不毛な行脚を敢行した。 京阪四条駅で集合した我々は、地上から吹き込んでくる空気の冷たさ…