2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

渡鹿日記 四日目 1

今日は、朝から釣りです。昨日手渡されたエサと、サビキのセットを持って近くの船着き場へ。 しかし、釣りのブランクゆうに10年のぼくには、なにもかもちんぷんかんぷんでどこをどうしてよいのやらわかりません。「まあ繋げばいいや」という考えのもと仕掛け…

渡鹿日記 三日目 2

天文館あたりで、お土産をたくさん買いました。 いつも、誰に何を買うのかあまり考えずにお土産を買ってしまうので、足りなくなったり余ってしまうことがあります。 少しうろうろしたあとは、鹿児島の老舗デパート山形屋で恒例となりつつあるトイレタイムで…

渡鹿日記 三日目 1

今日は鹿児島本土に行きます。 道端では、おばあさんが灰を集めています。 今日は桜島が全然見えません。 曇っているからなのか、それとも灰が降っているのか。 なんだか、日常的に灰が降るなんて不思議です。 今日も灼熱です。真夏です。 天文館のはいから…

渡鹿日記 二日目 1

拝啓 夏の空模様 今朝は8時に起床しました。 朝食は、ごはんと冷蔵庫の納豆と豆腐です。ご飯を食べたら、バスに乗って福祉センターへ向かいます。 しかし、昨日からおばあさんが「福祉センター」「シュンサイカン」と二つの名前を持ち出すので、バスをどこで…

渡鹿日記 二日目 2

午後は、福祉センターで踊って過ごしました。 おばあさんの友人たちが続々と福祉センターを訪れてくるものですから、一人増える度に三味線を披露し、みんなで踊り、気づけば16時でした。 おばあさんたちの話題は、今日来るはずだった人が昨日交通事故で入院…

渡鹿日記 初日 3

夕方、フェリーに揺られて桜島に着きました。そこでぼくを待っていてくれたのは、去年桜島で出会ったおばあさんでございます。 そのおばあさんが「なんにもないとこだけど、田舎に帰ると思って遊びにおいで」と言ってくれたので、そのお言葉に甘えることとな…

渡鹿日記 初日 2

とにかく暑いのです。予想外の暑さです。天文館通まで歩いてきた私は、ラーメン屋を探して右往左往。鹿児島ラーメン豚とろという店に目星をつけて来たところ、なかなかの行列具合。 こってりしていて、チャーシューがもうとろけて仕方がないのです。 食後は…

渡鹿日記 初日 1

拝啓 朝もやの向こう側。 7時過ぎに鹿児島中央駅についたぼくは、市電に乗って早速フェリー乗り場へ。駅周辺やフェリー乗り場は、通学の生徒たちで溢れております。 荷物をコインロッカーに入れたぼくは再び鹿児島の街へ。近くのドルフィンポートを目指そう…

渡鹿日記

今、彼は鹿児島に向かう夜行バスの中にいる。 月曜からの三日間、彼はその資金を貯めるためにアルバイトをしていた。内容は、彼の通う大学が行った高校生向けの合宿プレゼン企画において高校生のプレゼン準備を補助する、というものである。 少し聞いただけ…

腹痛クロニクル

我々はしばしば、急激な腹痛に見舞われることがある。 それは実に急で、そしてあまりにも呆気なく、大の大人を窮地に追いやる力を持つ。 何も考えられない。 深刻な顔をして、ただ自我と腹との闘いを、冷や汗の流れるままに見守るのみである。 そうなってし…

超絶悶絶饒舌廃絶

彼は、夜の公園で悶絶した。 先週土曜まで行われていたキャンプの打ち上げの後である。 いろいろあったらしい。芝生の上でのたうつ彼に、仲間は彼にねぎらいの言葉をかける。 しかし彼にはわからない。 何が正しいのか。 人の心。 そして自分の心。 なんだか…

0809

朝から激しい雨の降る日曜。彼は消防署へ出向き“普通救命講習”を受けた。 これでいつでも心肺蘇生ができる。 しかし、そんな技術を使わないですむにこしたことはない。 午後。 彼は近くの店でレンタルしてきたラーメンズと小林賢太郎氏のDVDを観た。 観なが…

MKG

彼は今、切羽詰まっている。 現在彼は地元で、毎年夏に行っているボランティア活動に全力を挙げている。彼の所属する“毎年こどもたちをキャンプに引率するグループ”(通称:MKG)は高校生以上の若者によって形成されるNPOである。 しかし、その組織の実態…

サマーウォーズの感想

彼から、また電子書簡が来た。 一晩明けて、もはや『サマーウォーズ』の虜となっていることがよく分かる内容である。 しかし、それしか分からない。 彼はこれでいいのだろうか…。 拝啓 何度もすみません。昨日の興奮そのままに、この想いを伝えたく一筆啓上…

サマーウォーズの電子書簡

実家に帰省している彼から、電子書簡が届いた。何の影響を受けてか、なにやら書簡体で無駄に長くてかなり読みにくい。 しかし、たまにはこういうのも面白いと思ってここに載せてみた次第である。 拝啓 お元気ですか。 関西の梅雨も明け、ついに夏本番となり…