ポレート

 彼は今まで平均3000字で四つのレポートを書き上げた。

しかし彼は書かなければならないレポートをあと六つも抱えており、そのうち二つは来週火曜が締め切りであるという。


 彼はうんうんと唸りながらノートに何かメモを走り書きしたかと思うと、いきなりプスンという音を排出し、すやすやと寝息を立て始めてしまった。


 左目痛と口内炎、そして睡魔により早くも彼の身体は満身創痍である。
果たして彼はすべてのレポートを終えられるのだろうか。そしてその後ろに待ち構えているテストを乗り切ることができるのか…。心配になった私はふがふがと鼻を鳴らしてみたが、どうやら状況は変わらないようだ。