ハチミツとフラガール

フラガール』という映画を、遅ればせながら、観た。みんなという名の誰でもない人達がいうように、非常に良い映画だった。

産業の移り変わり、エネルギー革命、そこに生きる人々…。その力強さが、懸命に生きる姿が、社会的背景に浮かび上がる。


何の脈絡もないが、彼がこの間『ハチミツとクローバー』を観たと言っていた。原作が好きで、映画の公開前から注目していたらしいのだが、何故か最近やっと観る機会を得たのだと言う。

そして…。
「花本先生には、もっと落ち着いてほしいというか、もっとすらっとふわっとしていてほしかった」とか、「森田さんが、キモい変態の人にしか見えなかった。」とか、「アパートは絶対木造じゃなくちゃダメなのだ」とか、「真山が本当に犯罪者だ!あれじゃあ“それでも僕はやりました”じゃないか!」とか、「とにかく暗い!」とかとか、長々と不平を並べていた。とにかく一言で言うと「残念だった」ということらしい。

彼にはその映画の良さが理解できなかったようだ。偶然だ。全ては偶然である。私はもう眠い。彼はまだ実家から帰ってこない。


ガンダーラ
ガンダーラ
愛の国ガンダーラ

フラガール plus 1

フラガール plus 1