ジュツゴ三日目

今朝、口の傷口に刺さっていたチューブが抜けた。
思っていたよりは痛くなかったが、究極の鈍い痛みという感じだった。

かくして、私についているチューブが全て外れ、晴れて自由の身になったのだ!!


しかしよく見てみろ!
左手には点滴の針がしっかりと刺さっているではないか!!さらに顔はまだパンパンに腫れ上がっていて、ろくに口もきけぬ状態ではないか!!
それで自由の身と言えるのか!!


これでは「晴れて自由の身」どころかまだまだ「腫れた不自由の身」だという事実を甘んじて受け入れねばならぬ。
私は小さく呟いた。
「ハヤク人間ニナリタァイ…」