映画週間

この一週間、彼はなんだかDVDで邦画をよく観た。
普段はあまりDVDを借りてくることはないのに、なぜかたくさん観た。
弟の影響かもしれない。
以下は、彼の観たメモである。



色即ぜねれいしょん

色即ぜねれいしょん [DVD]

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「若いなぁー」という印象。


みうらじゅんの自伝的小説が原作らしく、「1970年代、こんなことあったんだろうなぁ」と思わせるさりげなさに溢れていた。
でもどこか変。
だからおもしろい。


隠岐の島へ行く設定だが、実際は京都の天橋立ユースホステルで撮影しているらしい。
小学生のときに父と、高校生のときには一人で泊まったことがあるので、懐かしかった。

天橋立ユースホステルの撮影裏話として、

  1. キャンプファイアーの場面は、大きな木を切り倒して場所を作り、午前2時くらいに撮ったらしい。
  2. そのときユースホステルでヘルパーをしていた女の子が、銀杏の峯田氏にギターを3時間くらい教えてもらっていたらしい。
  3. 秋の場面を撮るのに、どこかから大量の枯れ葉を持ってきて、桜の青葉を一本まるごと落としたらしい

などのペアレント談が耳に入ってきている。


主演の黒猫チェルシーの人が、とてもいい。
歌もいい。
黒猫チェルシーの曲はあんまり好きじゃないけども。

あと、銀杏BOYZの峯田氏とくるりの岸田氏が非常にいい雰囲気を醸し出している。


南極料理人

南極料理人 [DVD]

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これはいい。
おもしろい。
本当に傑作。
映画館で観たかった。


おなか減る。
おいしそう。


8人それぞれのバックヤードが滲み出ていて、家族や恋人の存在が異常なほどの男臭さを緩和したりより強めたりする。


途中、泣きそうになった。


特筆すべきは、西村の娘、友花の性格!!ある意味リアル。


特筆すべきでないことは、堺雅人の顔。
後半、フジファブリックの故・志村氏に見えて仕方なかった。

ゴールデンスランバーでは見事に“もう中学生”になっていた堺氏の、ポテンシャルがここでも溢れている。


一度は観るべき作品。


間宮兄弟

一言で表すと、

「不思議なむずかゆさ。」


普通、だけど少し変。
いそうでいない、でもいるかもしれないあんな兄弟。


キャストが秀逸で、主演の二人はもちろん、沢尻エリカ北川景子常盤貴子中島みゆきがいい味を出している。
豪華すぎるしおかしすぎる。


なんだかふわふわした気持ちになる映画。


原作が読みたくなった。