Ultimo dia de estudiante
花曇り。
彼は、めんまるさんとお城で花見をしながらごはんを食べた。
そして、夕方からは高校のときに彼が属していた“社会部”の友人たちや先生と久々に集まり、思い出話やそれぞれの進路などについて語り合った。
みんなそれぞれに成長していて、いい具合に昔のまんまであった。
明日から彼も、社会人である。
毎日7時より前に起きるという、やまだかつて考えたこともない生活が始まる。
そして、それが普通になっていくのだろう。
さようなら、学生時代。
おはよう、よろしく、新社会。
何の実感もないままに。