「本の妖精!小さいおじさん!!」 …彼は私に会うなり、わけのわからないことを叫んだ。 彼の話によると、彼の家では、しばしば本が消えることがあるのだという。 本棚に立ててあったはずの本が、誰かに貸した記憶も実家に持って帰った記憶もないのに、忽然…
二日目(日)の午前中に友人たちが帰った後、彼は自分の大学の学園祭に赴いた。ぶらぶらと一通り模擬店の間を歩き、アップルティー味のわたあめをひとつ買った。わたあめはめんまるさんの好物である。味がついていて安ければなお良い。学園祭から早々に引き…
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