22日目 3.2 日曜日 フィゲラス

0800 起床。
BarcelonaはMadridと水の味が違う。硬水やから?なんか甘い。

0915 ボカディージョをもらって出かける。なんか夏の日の朝のようなカラッとした陽射し。
0925 Sant Feliu de Llobregat駅からレンフェに乗る(1.5E)。
この駅は出るときは切符を入れなくてもいいことが判明した。ってことは、行くときだけzona2で行って帰りは安いzona1で乗ったら安くあがるのでは。


0940 サンツでフィゲラスの往復切符を購入(17.70E)。
次の電車は10:25のはずやけど、09:25の電車が遅れてさっきでたところみたいやからもしまた遅れてたら1時間待たなあかんなぁ。


1021 電車は遅れてなさそう。同じ電車でフィゲラスに行くらしき日本人がいっぱいいる。
1024 日本人がいない車両から乗ろうと移動してたら、まさか日本人と思ってなかった人から「日本の方ですか?これからフィゲラスに行くんですか?」って話し掛けられてしまった。そして別の車両から乗った。1025 発車。カタルーニャ・エクスプレスのポルトボウ行き。
なんか向かい合った座席に机が付いててすごい。


1058 車窓には山と土、時々住宅地が見える。
車内の表示を見るともう19℃もあるらしい。さっきまで16℃やったのに。今日はまだ暑くなりそう。

1209 フィゲラスに到着。ほとんどの人がここでおりた。気温は22℃。空は真っ青。
2回目のフィゲラス。地図なしでずんずん歩いていると、日本人女性の二人組がついてくるから曲がって走ってまいてみた。(笑)

1220 おもちゃの博物館に着いた。4ユーロ。ここは初めて来た。
ブリキの電車や船、精巧ななままごとの道具とか気持ち悪い人形とかがいっぱいあっておもしろい。なんかパチモノっぽいガンダムとか日本人形も何種類もある。


1316 おもちゃの博物館をあとにする。

1319 ダリ美術館に到着。先に外観を見ようということで裏にまわる。卵とパンがいっぱい。
喉が渇いたからパン屋で水を買う(0.75E)。

1340 再びダリ美術館の正面へ。なんか値上げしてて11ユーロになってる。学割で8ユーロで入った。宝飾館のチケットもセットになってる。


1400 “雨降りキャデラック”に大興奮。ほかの客が1ユーロ入れてくれたから中に雨が降る様子が見れた。サイコー!


1443 再び“雨降りキャデラック”の辺りを見ると、裕福そうなファミリーが“1ユーロ”に気付いてなんか入れそうな雰囲気やったから近くに来て粘ってみる。(笑)そしたらやっぱり入れた!!2度目の雨降り!!一番上にある傘も開いた!!あの傘は1ユーロ入れるごとに閉じたり開いたりしてることが判明。

お土産にぐにゃぐにゃ時計のキーホルダーを購入(5.75E)。
1640 ダリ美術館を出た。長いこといたなぁ。そしてすぐにダリの宝飾館へ。同じ建物の角にある非常にわかりにくい入口から入る。
こんなとこあったんや。前来たときは気付かんかった。(笑)
ダリはほんま多才やなぁ。すごいなぁ。
1710 宝飾館を出る。あーすごかった。

1730 ダリの生家を発見。道しるべを辿っていったら、最後に「そっちにもう道ないやん!」っていうところがあって、その道しるべが指す方を見たら「あれ?これもしかしてそうか?」っていう建物があった。よく見たら小さいプレートもはられてた。


1802 Figueres駅からレンフェに乗った。
フィゲラスは一日掛かりやなぁ。

レンフェは車掌さんが切符をひとつずつ見てまわってる。
1954 サンツ駅に到着。
駅構内の店を見て、切符を購入(1.3E)。
2025 レンフェ乗車。
2042 Sant Feliu de Llobregat駅到着。なんか地元民がみんな改札を通らずにホームの端からぞろぞろと線路内を歩いて出ていくからぼくもついていってみる。そしたらすぐ近くの踏切のとこに出た。どうせ改札に切符通さんでいいんやしこっちの方が近いないなぁ。危ないけど。
でもこの辺の踏切って歩行者専用通路があって、信号はあれど遮断機がないんよな。危ない。レンフェがやたらと警笛を鳴らすわけ。

2046 家に着いた。ちょうど同じ家にホームスティしてるらしき人と同時に帰宅。おばちゃんは出掛けてる。
その人はほとんどスペイン語が話せないらしく、英語で話し掛けてきた。でも聞き取りにくい。スペイン語で話し掛けても通じず。「どこ出身?」「スペイン語喋れる?」程度のスペイン語も通じない。「英語話せる?」って聞かれた。ほんまの初心者やなぁ。どうやらベジタリアンのオランダ人とは彼のことらしい。


2129 晩御飯。おばちゃんが作っといてくれたトルティージャ(スパニッシュオムレツ)とパン・コン・トマテ(パンにトマトとニンニクを摺り付けたやつ。カタルーニャ料理)。めっちゃうまい。
一緒にごはんを食べた人はジョージア人(どこ?)で、17歳らしい。年上に見えた。一週間前に来て5ヵ月いるらしい。「どれくらいここにいるん?」ってスペイン語で聞いたら「英語で喋ってくれ」って言われた。「今はスペイン語はゼロやけど、5ヵ月のうちに喋れるようになることを願ってるねん」って言ってた。
てことは、ぼくがこの家にいる外国人の中で一番喋れるってことになる。衝撃。
その人とはちょこちょこっと喋ったけど、彼はトルティージャを一口食べた時点で「コレ嫌い」って言って、パン・コン・トマテもお気に召さないようすで他のパンと冷蔵庫から出したチーズを食っていた。
スペインの典型的な二つの料理が食べれずに、あと5ヵ月この家でどう過ごすのか…。
彼と話してて、ここでは洗濯は自分でしやなあかんことが判明した。大変や。

それにしても全然スペイン語で話そうとしない彼らとはなかなか仲良くなれる気がしない。(笑)
とりあえず彼が残したトルティージャも食べた。お腹いっぱい。

そしてこの家の冷蔵庫にはPPのマグネットがはってあることに気付いた。やっぱりPP支持者か。社長やしなあ。そしてさらに何かの鍵にもPPのキーホルダーがついてることに気付いた。決定的やな。じゃあこの間もらったPPグッズで取り入っとこうかな。(笑)


2216 部屋に戻る。まだ電気は点かない。いつ電球を取り替えてくれるのか。