渡鹿日記 二日目 2

午後は、福祉センターで踊って過ごしました。


おばあさんの友人たちが続々と福祉センターを訪れてくるものですから、一人増える度に三味線を披露し、みんなで踊り、気づけば16時でした。


おばあさんたちの話題は、今日来るはずだった人が昨日交通事故で入院しただとか、誰かが急に亡くなっただとか、そういう話が主で、やはり高齢化の時代にはそういう話の出現率が高くなるのだなぁと感じざるを得ませんでした。


帰りはおばあさんの友人の一人に車で送ってもらい、家に着くとおばあさんの人生を振り返る“人生劇場”を堪能。



晩御飯を食べたあと、散歩に出掛けてみました。


船着き場から見えた鹿児島の夕景が綺麗だったので、久々に絵を描いてみました。


頑張って描きましたが、日の暮れる速さと蚊の足首への執拗なアタックにより一枚描いたところで退散。



家に戻ると、おばあさんがきびなごの刺身を用意していてくれました。

さらに、自家製黒糖酒まで。


これが実に旨いのです。
思わぬところで鹿児島名産をいただきました。



食後は、おえかきの続きです。
黙々と描きましたが、描けば描くほど、あまり上手くないことが明らかになるばかりです。



今日一番の収穫は、トイレの場所がわかったことです。

「あの扉の向こうは外に違いない」

と勝手に思い込んでいた扉の向こうから、綺麗な様式トイレが現れたときには「世の中には不思議なことがまだまだあるな」と再認識させられましたね。


ということで、現在最も大きな懸念は、天井裏に“何かがいる”ということです。

大きな音がしています。