『blue』

9月。

もう夏が終わる。


学生時代最後の夏が、あまりにも早く、呆気なく過ぎてゆく。


切なさはおろか、焦燥さえ感じる間もなく、時は転がっていく。




先日、めんまる氏が誕生日を迎えた。

彼はめんまる氏に、新しい眼鏡と中村佑介の画集を贈ったそうだ。





アジカンのジャケットを全て手掛け、さらに活躍の場を広げている中村佑介


画集のタイトルは『blue』。


その名の通り、中村氏の作品には“青”がよく描かれている。


いろいろな色の作品があるが、やはり“青”は中村氏の真骨頂であると私は思う。



淡く、深く、悲しく、どこまでも美しいblue。



それは、夏の青さであり、人生の青さであり、中村佑介本人の青さであり、そして観る人一人ひとりの青さであるのだと思う。


Blue

Blue