マンガミュージアム

piedra-blanca2009-05-24

予報が外れて晴天が広がった日曜日の午前。
彼とめんまるさんは、大学生の間に一度は行ってみたいと思っていた、京都国際マンガミュージアムを訪れた。


「読みかけたまま途中で止まってるマンガがいっぱいある!」
と意気込んで入館しためんまるさんであったが、ミュージアムの蔵書が結構アバウトで中途半端なため、なかなか目当てのものが見つからない。
たとえ見つかっても、特に比較的新しい本に関しては最終巻まで置いてないものも多く、結局“途中から途中まで"を読み進めるだけになってしまう。
気を取り直して別のマンガに着手するも、これまた最後まで置いておらず、結果的に読みかけのマンガを増やしてしまうという連鎖。
とはいえ、午後の芝生の陰になっているところに寝転がり、コンビニで買ってきたパンをかじりながら好きなマンガを読んでのんびり過ごす時間は、本当に至福そのものであった。


彼は、芝生に陰が広がるのと同じ広がりを見せる人の波に驚きながら、延々と『あたしンち』を読んだ。
そして時々、幸せそうな親子や友達同士の大学生たちの会話に耳を澄ませては、五月の爽やかさに浸り倒し、閉館時間までゴロゴロし続けた。

あたしンち (1)

あたしンち (1)