ゴールデンスランバー
先日、彼らはTOHOシネマズ二条で伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を原作にした映画『ゴールデンスランバー』を観た。
彼とめんまるさんは原作が出た頃に読んでいたのだが、映画を観た彼の率直な感想は「なかなかおもしろい!」というものだった。
堺雅人が“もう中学生”に見えようが、
吉岡秀隆が頼りなさ過ぎて笑ってしまいそうになろうが、
浜田岳が“のだめ”に見えようが、
最後、顔、出す!?と思おうが、
ストーリー展開や脚本は今までの伊坂作品の中で一番よくできていたと彼は感じた。
そして特筆すべきは、斉藤和義氏。
彼の歌う『ゴールデンスランバー』は、映画を一層引き立てていたし、何よりエンディングの『幸福な朝食、退屈な夕食(新録ver)』は彼らを痺れさせた。
何年も前、伊坂氏がプロになる前にできた曲なのに、まさにこの映画のために書き下ろされたのではないかと錯覚するほどに、エンディングでストーリーと歌詞が見事に繋がって彼は感動した。
一緒に観た友人Kはつい最近原作を読んでいたので、「あーあのシーンカットされてる!」などとカットされたシーンや設定が気になってしまったらしいのだが、彼とめんまるさんは原作の内容をほどよく忘れかけていたのでドキドキしながら楽しめた。
それらのことから彼は、原作がある映画は、原作を少し忘れかけた頃に観るのがベストだという結論に達した。
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